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【旅行記】マンションについて考える

中国の重慶の写真です。先月下旬にとりました。

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もや(大気汚染がもとか…)のなかにマンションが雑木林化して浮かんでいます。空気がきれいだともっと茂っているのが撮影できます。

いまの中国共産党の執行部とライバル関係だった、薄熙来(はく きらい、ポー・シーライ)がこの都市のトップだったときにどこからともなく現れる予算でガンガン開発したようで、ルールメイキングと開発のエネルギーのそりがあわなかったのか、なんなのかランダムな感じマンションが林立しています。そのせいで異様にダイナミックだと感じました。

薄熙来は少し前に失脚してインドネシアにいるぼくでも知っている政治問題でしたが、重慶が内陸部の開発の中心には代わりがないようです。

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暮らすと大変なようですが、外からふっと来た人にとっては「SF映画の舞台みたいで面白い!」と思えます。映画「ブレードランナー」のロサンゼルスは「灰」に覆われて空が見えないんですが、たまに太陽が差す感動的なシーンがあります。

先月末に訪れた上海、成都も開発のムードは同じでした。郊外で大規模な高層住宅開発が花盛りで、中国のスケールのでかさを感じます。重慶以外はうりふたつの20棟を定規で並べてドーン、って感じの造り方ですね。土地収用がいとも簡単にできる、20世紀的な超強力な権力の存在を物語っていまして、ナイーブなぼくはうーんと考えさせられました。

中国人の若者と話すと「マンション、マンション、マンション」って感じです。彼らは結婚するときには、新郎がマンションを用意するのが通例で、そのマンションの値段がはね上がっているそうです。結婚する時はかなり負担の大きい30年ローン。そうでなければ、親が子どものために家を買ってあげるそうです。

日本の不動産買うのも、中国の一部都市のが高くなっているのが一要因なんですね。リスク管理もあるんだろうけど。

素朴に考えたんですけど、30年間ローンに縛られた生活ってどうなんでしょうか。人類ってこの1世紀で生産性をどんどん上げて豊かになっているはずですが、家を手に入れるのに30年間のしばりを受けないといけないって少し変ですよね。しかもマンションを買うと他のライフスタイルも自ずと決まります。クルマ買って家族でモール行ったり、近くの公園にママがデビューしたり、コドモを学習塾に通わせたりします(この層からこぼれる人が増えていますが)

なんで、シェアリングエコノミーにはとてもキボウを持ってます。不動産を買うでもなく、借りるでもなく、シェアするような枠組みが生まれると、建物自体も変わってくるのかなあと思います。もちろん自分で所有する領域とシェアする領域はともに必要な気がします。

「これはおれのものだ!」ってたまに疲れますよね。駐車場で寝てカネをくうだけのクルマみたいに。だからuberっておもしろいですね。

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