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デジタルエコノミー研究所

デジタルが生み出す新しい経済を知りたいビジネスパーソンのためのブログ

【旅行記】南の都市チェンナイで失われたざるそばを求めて

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 紆余曲折を経て、インド第四の都市チェンナイに到着しました。市バスに乗り換えました。バスの設備は化石のようです。写真下の真ん中から飛び出しているプラグをかちかちやってエンジンを動かすのです。スピードメーターなどは使い物にならないでしょう。運転手と乗務員は謎の日本人乗客に戸惑っていました。

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 チェンナイはインド南部に位置する第4の都市。都市圏の人口は865万人に上ります。南インドの商工業・政治・文化の中心です。英国の植民地拠点として発展しました。

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 この写真の右下にあるのが、chennaiです。南インドのゲートウェイで、別の南インドを目指す人々が集まります。ラッシュアワー時には目もくらむような交通渋滞に見舞われる地域がたくさんあります。

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 市中に入るとチャイを飲みました。南インドではチャイを見つけるのが難しいです。コーヒーとかブラックティーとかに入れ替わります。兄さんの店は北インド料理店です。

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 そしてカレーミールです。これも北とまあまあ違います。チェンナイのヤツはスパイスが半端なく効いています。辛さの全方位から追いつめられる感じです。

 日中は摂氏40度オーバーのところでこのハードな食事はかなりこたえました。ご飯はさらさらの細いヤツですが、量が茶碗4〜5杯分以上と多すぎです。地元の人は余裕でそれを平らげてしまいます。

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 ダメだ。食えねー!となっている所をこのピクルスが投入されました。とても酸っぱくて確かに食欲が増進しました。ただし食べた後、胃がパンパンになっていようです。歩けるのかも不安になりました。

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 食後、日が落ちたので周囲を探索しました。鉄道のターミナル駅があったんですが、その構外では路上で寝転がっている人がたくさんいます。電車待ちもいるだろうが、多くは行く当てがないんだと思います。そういう哀しいムードが漂っていました。

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 翌日は地元の観光名所マリナビーチに向かいました。もちろん40度越えで砂浜はサンダルばきの足を刺すような熱さです。浜は沐浴場になっており、老若男女たちが水につかってリフレッシュ。余りの熱さに耐えきれず、ぼくも沐浴しました。ここでは馬も沐浴します。

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 このこどもらと戯れました。水につかると灼熱地獄を忘れられるので良かったです。

 市中では地下鉄の開発が進んでいます。これも日本の協力案件です。ローンの提供と技術供与ということのようです。全部で32駅できる予定だそうです。

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 灼熱の中移動を繰り返しました。飲んでも飲んでも体から汗が噴き出て、トイレに行く必要がなくなります。

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 オートリクシャ=小型タクシー=を使い倒しましたが、もし冷房が効いた地下鉄で移動できたらどれだけいいことでしょうか、と考えました。

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 その後は下町の子どもとボード板ビリヤードをやりました。これはインドネシアにもあり、東西に文化が伝わっていく様子を想像しました。2時間くらい長居をしましたが、飲み物やお菓子をくれるなど、いい感じでもてなしてもらいました。

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*インドのごちゃごちゃさ

 チェンナイの人は北の都市の人よりも優しい印象です。イスラム勢力の侵攻をウケなかったドラヴィダ文化が残るせいなのか。よく分かりませんが、東アジア的なコミュニケーションが通じる感じです。

 インドには28州に28の言語があり文化があることを体感しています。チェンナイはムンバイ、バンガロールとは余りに違います。

 ただ、観光産業に携わる一部の人たちはボッタクリ気質満々なのは変わりません。日本人とみるともう、ハナからナメてこられるので大変です。

 ぼくは1人で「日本人はカモじゃない運動」を展開することにしていました。ボッタクリに来たら思いっきり反論しておくことにしています。

 ただ、「カモ」はニアリーイコール「いいヤツ」で、そこが日本人であることの強みです。「ああコイツ日本人か、めったな迷惑はおこさなそうだ」などと安心感を抱いてくれることがままあります。

 なので、目標としては「いいヤツだけどカモじゃない」です。もちろんインドでそれが通用するかはわかりませんが、これからボッタクリには抗議しながらも、穏健なままに終わらせる処方箋で行こうと考えています。

 *

 あと、自分では話好きだと思っていたが、インド人の話し好きにはボロ負けしています。ホテルのにいさんはもう四六時中話しかけて来て、自分の話をしまくります。ぼくが話しだすとすぐに腰を追って、自分の話をします。そしてどうも討論に行き着きます。議論好きってのは本当なんですね。

 ただぼくは討論よりも40度を越える灼熱と蒸し暑さに負け始めました。なぜイギリスがこの地を植民地支配できたのか不思議でなりません。夏バテしているときに「おれのクニから出て行け、アイヤー!」とやられないんでしょうか。

 だんだん目をつむるとざるそばと讃岐うどんのことしか、考えられなくなりました。

 あと、チェンナイ出身の女性が米ニューヨーク刑事裁判所の判事に任命されたそうです。「クニはどうかわからないが、インド人個人の力はすごいんだ」とインド人はみんな言いますが、本当にそうですね。インド人パワーは世界で大きな影響力を持っています。

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