デジタルエコノミー研究所

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【日記】ドナルド・トランプ・群衆・予測・多数決

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ドナルド・トランプの勝った選挙はまあまあ考えさせられることが多い。思っていることを5つにまとめた。

1.自分が作ったメディアにプログラムされる人々

人間は自分のプログラムが反映されたマスメディアを創造し、そのマスメディアにさらされることによってプログラムされる。この記事で、Googleプリンシパルサイエンティストのヤルカスが提示したメディアとプログラムの循環だ。大雑把な例えをすると、エコーがかかる部屋の中で自分の考えについてえんえんと話してるとする。すると、話している内容がさらにすりこまれていく、そんな感じだ。投票の意思決定を行うのは、そういうプログラムをされた人間だ。

2.予測を織り込む票マーケット

投票する人は、選挙情勢予測を知らされる。予測に過ぎないものが投票行動に織り込まれる。金融市場の動きと類似性がある。予測を当てる一番の方法は、それを実現させることだ。ヒラリー有利から接戦への流れはもしかしたら、個々の意思決定に影響したかもしない。

3.偶然この結果がもたらされた

あらゆる可能性のなかから、この結果が起きたはず。人間ひとつとっても、生理学的にも心理学的にも謎に包まれている。なぜトランプに投票した人が多数派になったのかは明快に説明できない。「アメリカの曲がり角」的な「ストーリー」は、雑談にはいいかも。

4.みんなで行政トップを決めるのは必ずしも正しくない

今回の大統領選挙をみていて思うのは、もっといいソーシャルシェイピングの方法はないのか、ということだ。ウィンストン・チャーチルが「最悪のなかの最高」と言った民主主義は再発明が必要だ。なんで政府のようなものを作るかというと、社会が人々に提供できる価値を最大化することが目的だと思う。ならばそれを実現できる仕組みがあればいい。それを作るためにいろいろ実験をするべきだ。じゃあ新しい仕組みを決める価値はどんなものなのか。それは話し合って決めるべきだ。

5.人的資産の多様性と流動性を落とさない

移民は間違いなくアメリカの推進力だったけど、トランプと議会多数派はそれを止めるだろう。欧州もそういう流れだ。多様性はイノベーションの重要な動力源であり、人的資産の世界的な流動性を穏当になりたたせる術があったらいいと思う。

感想:素人は固定観念がないから強い

トランプは一般的な枠組みの外で考えられる。変化の始まりになるかも。興味深く追っていきたい。

 

 

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