デジタルエコノミー研究所

”経済紙のNetflix”を作っている起業家の日記

制約への洞察を磨き上げろ

週末は結婚式に出席してお酒をたくさん飲んだ。それを機に久しぶりにリラックスしてみた。休んでみると、どうも自分の脳みその中がバイアスだらけであると気づいた。

仕事を短時間で高いパフォーマンスを出すことに照準を合わせてきた。開いている時間は学習に費やしてきた。学習は楽しいのだが、もしかしたら過学習気味だったかもしれない。

いつの間にかぼくは制約に従順なっており、制約の枠内をはつかねずみのように走っていた。制約への屈服がさまざまな活動のボトルネックになっていることに気がついた。疲れ果てるほど頑張っているのに、その成果がオプティマイズされていなかったのだ。悔し過ぎる。


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Googleの中居悦司氏のDevOpsに関する講演を聴いたが、Googleは技術的制約への恐ろしいほどの洞察を巡らせるという。制約を受け入れて得られること、制約を打破したら得られることを考える。仮にお金をかけてクリアできるならお金をたくさん使うことも厭わない。

製造業で用いられるTheory of Constrainmentは制約を見つけ出し排除するプロセスを繰り返す。
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その制約条件自体は工夫やちょっと血を流せば、クリアできるものなのだが、いつの間にか怠惰になっていた。常に自分がやっていることを見つめ直して、制約を打破し続けようと考えている。