デジタルエコノミー研究所

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分散と集権のミックスがビットコインの最高のガバナンス:デジタル経済Newsletter_7/4

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    • ビットコインのコア開発者である、Luke Dashjrは、Jihan Wuが「『Segwit 2x』を提唱する目的はSegwit実装を遅らせること」と指摘。8割によるラフコンセンスを規定するBIP91が、20%以上のハッシュパワーをもつマイナーによる拒否権を認めている点などを批判。UASFが最善策という考えを示した。

    • ビットコインのネットワーク混雑が解消、手数料再び安く。10円程度。投機的な資金がEthereumに移行したという説。一時的なネットワーク混雑の緩和か。トランザクションスピードの問題は残している
    • ライトコインの創設者チャーリー・リーが中国を訪問。マイナー巡り。今日はBitmainのJihan Wuと会う
    • Jihanはマイナーによるイカサマアルゴリズムである、Asic boostを使っていない、あるいは皆が使えばフェアになると主張
    • イーサリアムマイニングに適したグラボの需要が沸騰

コメント

BitcoinのSegwitを巡る議論は視界不良だ。UASFはトランプの大貧民の「革命」を制度化することになる。同じ数字のカードが4枚揃ったら、みんなが「革命」を行うとなると、ガバナンスに不安を残すかもしれない。一方、Segwit 2xの方向性で進むと、非中央集権を志向する開発者が意欲を失うかもしれない。

課題だらけの中央集権に依らない金融・貨幣を生み出すことが、Bitcoinの重要な思想だったはずだが、非中央集権・分散型のガバナンスにも伝統的な課題があることを思い出させてくれる。中央集権と分散が不可分なくらいに溶け合わせることが、素晴らしいガバナンスを築くための重要なカギだというのが直感的に感じられる。

追記:ビックブラウザーがあなたを見ている