ソフトバンクがフリップカートに投資のうわさ: デジタル経済Newsletter_8/2
ソフトバンクの孫さんがインド地場最大ECのフリップカートに、ビジョンファンド経由で投資とのうわさ。スナップディールへの投資が焼け付きそうなところで、両者を合併させようとしており、さらにフリップカートにナンピン買いをするところが、粘り強い。
Amazonが優位にゲームを進めていると言われるが、インドECの潜在性はマッシブ。インド政府も国内EC市場がAmazonだけに占拠されるのを指を加えてみているとは思えないので、フリップカートには勝算は残っている。フリップカートはAmazonを追い出すためにディスカウント合戦などに資金をじゃんじゃん注ぎ込んだのが大失敗だったわけだが、似たような失敗をジェフ・ベゾスも繰り返しまくってきた。その失敗を織り込んでいたり基礎部分のノウハウを持ち込んだりできるのが、Amazonの優位性。フリップカートも今後も失敗をたくさん犯すだろうが、巨大な国でECを立ち上げるのは並大抵ではなく、失敗のコストをどれだけ落とせるかが勝負所だろう。