デジタルエコノミー研究所

”経済紙のNetflix”を作っている起業家の日記

Ethereumの最大のキラーアプリはトークン


f:id:taxi-yoshida:20170611191823j:image

イーサリムの最初のキラーアプリケーションが発見された。Eメールやインターネットように平凡であり、それは最初からあったものだ。トークンである。

コーネル大学のEmin Gun Sirer氏がこうツイートしています。最近のICOバブルが背景にあリます。株式を表現したトークンやアプリケーション内通貨を表現したトークンが群衆に対して売りに出されています。

私たちはあらゆる資産のトークンを発給できます(参考Consensys blog)。シンプルであり、なおかつ強烈な実用性を備えています。

面白いことにあなた個人のトークンも発給することができるのです。この面白い例は最近話題のVALUです。もしVALUでブロックチェーンに記載された身元証明=IDに紐付いたトークンが発給されていれば、より確実な形で運営ができるはずです。

アイデンティフィケーションがイーサのキラーアップになる可能性があリます。そうなればシェアリングエコノミーに必要な信用=トラスティなども整備されます。トークンエコノミーはテクノロジーの進歩に整合する社会が現れるはずです。

ビットコインは8月1日にUASFを控えています。送金手数料はすでにかなり高くなりつつあります。UASF以降もアップデートを重ねないといけないし、ファンジビリティの問題などはまだ解法に至っていません。

トークンの発給という単純なキラーアップはCripto / Blockchainに新しい価値をもたらそうとしています。8-9割は詐欺と揶揄されるICOのガバナンスを考えないといけないでしょう。

  1. 証取委のような存在がいない
  2. 証券会社、ベンチャーキャピタルなどがいない
  3. オープン

こういう特徴を損なわない、新しいガバナンスがICOには求められています。