デジタルエコノミー研究所

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人を自由にし、人の幸福追求を最大化する

昨日の記事に引き続いて検索に関して学習した。

https://taxi-yoshida.hatenablog.com/entry/2018/04/05/174149

PFNの岡野原大輔氏の章。Googleの分散システム。DECには有望な検索製品があったが、経営陣はそれに気が付かなかった。主力ビジネスのオマケとしての検索開発を行う「イノベーションのジレンマ」なプレイヤーたちを、Googleは静かに圧倒し、市場を制圧した。早稲田大学の田村健人は1994年とラリーペイジと同時期に「千里眼」という被リンクに着目した製品を作っていた。

元DECのマイクバローズ、ジェフ・ディーン、サンジャイ・グマケットがGoogle検索のバックエンドを支える分散システムの設計・開発に大きな役割を果たした。

検索の主体はやがて人間ではなくなっていくかもしれないという。

  • 接続するデバイスの拡大、IoTの進展により、将来的には検索を利用する主体が、人間よりも機会が大きくなるのではないか。
  • データ量の爆発はすべてのデータをデータセンターに運ぶことを困難にする。エッジヘビーコンピューティングの将来性がある。

OK Googleのようなモバイルの機械エージェントはやがてクライアント側に処理能力を寄せて行くようになるのではないか。

機械と人

機械がWebページたちを“読んで理解”し始めることなり、それが大きな分水嶺になるのではと思索する。機械が勝手にリッチなメタデータを作って、某医療系ウェブサイトのようなハックをも看破できるように、次第になっていくのではないか。ある意味、人間の知性を表出させたもの=文章=の評価を機械が下すことになるので、抵抗感を感じる人もいるかもなんだけど、すでにこういう試みのおかげで世界はだんだん良くなっている。私は人がその利益を理解できるように、知識の下地やフレームを作ることをしたいなと考えている。楽しい未来を生み出すためには、ドナルド・トランプにおりゃあと投票しちゃう群衆行動や、2015年頃に日本の為政者とマスメディアが煽った興味深いナショナリズムのような、感情的で真剣に考えることを人から放棄させるエネルギーを取り去らないといけない。このエネルギーはいろんな人の飯のタネだし、変わりゆく世界のなかで落馬した人が最後に頼るジョーカーみたいなものだけど、そういう自分勝手な扇動は許してはいけない。

人を自由にし、人の幸福追求を最大化する。

そのために適切な形で機械の力をレバレッジする。一部の領域で機械が人間の力を超えていくことを許容する。人間には問題を設定するという一番重要な役割が残り、また人間の知性には機械でエミュレートできるものとそうでないものがあり、そうして有意なものとそうでないものがある。


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