デジタルエコノミー研究所

”経済紙のNetflix”を作っている起業家の日記

コンテンツ製作を「製造」と見て工程をカイゼンできるのではという仮説 今週の進捗#38

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映画、ゲーム、ニュース、マンガ等の高品質なコンテンツ製作の工程は人のなす仕事のため、どうしてもスプレッドシートが好まないような労働集約性が出てしまいます。スプレッドシートだけでものを考える人はこういう部分を外部化したり、できる限りコストを圧縮しようとします。

これは本質的な問題解決をしようとしているのではなく、ただ覆いをかけているように見えます。インターネットやそれを取り巻く環境の変化により、管はとても進歩しました。大きな創新の機会が残されているのは、コンテンツの方です。

表題の通り、コンテンツ製作を「製造」と捉えることで、カイゼンが効く部分があると思います。単純作業化している工程をプログラムに委任したり、作業をプログラムに助けてもらえるようにしたりしたいと思います。

気を付けないといけないのは、デジタルコンテンツ製作は乗用車の製造とは異なり、1製品の大量生産ではなく、毎度毎度異なる物を作ることです。だから「工場」にしてはいけないのです。クリエイターのクリエイティビティを尊重し、それ以外に費やされる費用から解放することで、クリエイティビティを最も発揮しやすい環境を作ることがこの「カイゼン」の目的です。

もうひとつ人間同士の間での働きやすさも追求する必要があります。それを可能にするソフトな環境、カルチャーについては、お盆明けの頃から構築を目指していきたいと思います。

大学生の頃に行ったバーニングマンは、砂漠のど真ん中で行われているヒッピーカルチャーの祭典だったが、実際には「10の原則」等の細やかな規則が作られており、参加者はそれがあることを好ましく感じています。日中の気温が40度を超える過酷な環境の中では様々なモラル違反が我慢ならなくなるからでしょう。

とにかく、来週は「製造工程の機械化」に力を注ぎます。

※画像はFanacのYouTubeより。