編集方針が決まった 今週の進捗#40
まあまあ更新をサボりましたが編集方針ができました。幻影旅団のように強い記者、編集者を募集しています。Twitter(@taxiyoshida)等で連絡いただけると幸いです。
基本方針
- 人間の幸福(Well-Being)に資するコンテンツを作る。我々のビジョン(目的)は「人類をあらゆる制約から解放し、その幸福追求を最適化する」ことである。
- この目的を達成するために、科学と技術を使い「人類を進化させる」ためのコンテンツを製作する。「人類を進化させる」は我々の戦略である。
- フェイクニュース、ケンブリッジアナリティカ、ソーシャルメディアの兵器化の文脈のあとインターネットの情報流通を改善する「スマートノード(賢い節)」を作る。これは我々のミッション(使命)である。
- 技術が生み出す新しい社会についてゼロから考える。その社会を人類が楽しめるものにする考え方を生み出す。
- 科学的プロセス、論理的思考をニュースコンテンツ製作に持ち込む。思い込み、認知バイアス、個人的な呵責、不毛な政治、などを人々が消費する情報に持ちこまない。
ガバナンス
- 「九つの原則」に従う。
- 人種差別、性別差別などの倫理規定を逸脱した行為を行ったものには厳しい態度をとる。
作るもの
- コンピュータープログラムができない問題設定、洞察、新しいアイデアなどをめぐる会話、議論、周知
- 高い専門性、巨人の肩の上に乗る
- 少なくとも他社の2倍の質のコンテンツ
作らないもの
- 中期的に価値の低い情報、処理が簡単な情報の生成と処理は、機械学習駆動のエージェントが行うようになる。
- 党派的、国家主義的、ヘイト、扇動
- 根拠のない、あるいは専門性のない非難、けんか腰の主張
- 過剰な擬人化、物語化
- 権威におもねったり感情に揺さぶられたりすることで、論理性を失った言説
編集部の構造
- 「編集部の構造」に準拠する。
- ピザ一枚チームの集合によるフラット構造
- ラダーによる職位の定義、マネジメント上最低限必要なもの以外の無駄な権力関係は極力避ける
編集工程の雑務の機械化
徹底的な無駄の排除と雑務の機械委託。クリエイター(記者・編集者・デザイナー)は価値創造の瞬間に賭ける。それ以外の雑務は機械の力を借りる。
参照
- ハッカーになろう (How To Become A Hacker)著者 Eric S. Raymond https://cruel.org/freeware/hacker.html
- Axionのビジョン
- Axionのミッション
- 吉田拓史、「フェイクニュースがソーシャルメディアから攻撃するヒトの脆弱性」
- 吉田拓史、「監視国家の中心で愛を叫んだけもの 中国の監視技術の功罪とあたらしい思想の必要性」
- 吉田拓史、「モバイルインターネットがあなたをハックするために磨いた知見がもたらす深刻な負の影響」
- 吉田拓史、[「ケンブリッジ・アナリティカ事件 心理学、データ分析、広告技術による群衆操作」](