デジタルエコノミー研究所

”経済紙のNetflix”を作っている起業家の日記

データ基盤とML-Ops、そして夏の終わり 今週の進捗 #34

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Photo by Gérôme Bruneau on Unsplash

データ基盤とML-Ops

更新を一週間休んでしまいました。先々週から振り返りたいと思います。先々週はデータ基盤、機械学習基盤、ML-Opsに想いを馳せました。もちろんそんな甘噛みでは「何もわからん」のですが、Axionプロジェクトの非常に重要なポイントに途中からなってくるのでお勉強です。このような目的があります。

1. 社内ビジネスサイドのためのビジュアライゼーション
2. データ分析
3. マーケティング
4. 推薦システム等の機械学習モデルの開発
5. 開発したモデルにAPI化しプロダクト開発側が活用しやすくする

マーケティングについては一例ですが、以下のようなブログが有用でした。

マーケティングデータウェアハウスを構築する代わりにサードパーティのDMPと契約するのも一つのやり方ですが、まあテック企業を標榜しているので、自分らで作るべきだし、DMPなどを利用してアドテクを回していくと諸々の手数料が生じます。それがスタートアップにとってはバカバカしい支出になるわけです。

ユーザー数、取得できるデータ量に応じて1~5 の順番で実行していきます。最初期にデータサイエンティスト、機械学習エンジニアを雇用すると、彼らが仕事をするためのデータ等の条件が揃わず、持て余します。そもそも採用できないでしょうし、採用したらしたで、やることがなくて去っていくでしょう。だからまずサービスとして一定の成功を遂げないといけない。

どのくらいのタイミングでマルチクライアント化するかについても思いを馳せました。多くのプレイヤーは早すぎるタイミングで、あるいは最初からモバイルアプリに挑戦しますが、インストールとその後のリテンションのためにたくさんお金を使うことになります。かなり厳しい闘いです。したがってWebでユーザーベースを固めた後に初めてマルチクライアント化の機会が生じることになるでしょう。

なぜ短期的なグロースをしないのか?

最近というか、ずっと、この質問はよくされるんですが、例えばSEOを意識した低品質記事を作りまくれば、短期的にサイトへのトラフィックは膨らみます。そのトラフィックを利用してファイナンスに成功したとしましょう。そうすると、SEO戦略だけにフォーカスしたチームができ、それを拡張していくので、まあたかが知れているスケールのサービスに仕上がります。また、検索経由のトラフィックを維持するためにはSEOハック記事を作り続けなくてはいけません。そうなるとトラフィックをカンフル剤で維持しながら、誰かが事業を買ってくれるのを待つことになります。

僕は世界を変えたいので、インパクトのある事業を作りたいのです。そうならないのならプロジェクトが死んでしまえばいい。短期的なハイプと事業売却とかで短期的にExitできたら幸せだという考え方は僕はしていません。たくさんのプロジェクトが死ぬ中から限られたいいものが生まれそれが世界を変える。これこそスタートアップだというのが僕の理解です。

短期的にSEOや広告を利用してファイナンスを獲得したら、その後方向転換するやり方もありますが、これは謎の投資家目線を駆使すると、資本の効率が悪いです。途中からサブスクリプションモデルなどの本格的なビジネスモデルに移るとなると、SEOや広告で集めたオーディエンスはほぼミスマッチ状態ですし、SEOや広告のために集めたチームもほぼミスマッチ状態です。一回手に入れたものを全部放棄する必要があります。つまり、最初に燃やしたキャッシュはまやかしのためにだけ、で、振り出しに戻ってくる、という、自暴自棄なプレイスタイルですね。

証拠を見せることが求められる世界ではありますが、偽物の証拠を見せることが僕は嫌いです。そういうやり方は短期的な成功をもたらすかもしれませんが、長期的な悪影響を及ぼします。常に長期主義的な投資をすることが僕の動かしがたい戦略です。それでプロジェクトが死ぬならそれでいいと思っています。多産多死であるべきですから。

今週の運動

40キロジョギングした。1500メートル泳いだ。60㌔歩いた。

先週末は突如として40キロのランニングをして、その後ちょっと疲労が出て、風邪気味になったのですが、なんとか持ち直しつつあります。このままダウンしないまま行きたいですね。

今週の感想、夏の終わり

道端でフライングで浴衣を来ている人たちをみたのだけど、日本に帰ってきてから、4年が過ぎたが、一度たりとも花火やら祭りやらで夏をエンジョイしたことがなく、「今年の夏もまあ、普通にそういう一般的な楽しみがなく過ぎていくのか」と思った。夏の始まりで終わりを悟ってしまった。 というか、インドネシア時代の最後の2年程度はほとんど休みがなかったような気がするし…。人生とは本当にトレードオフだよなあという感じ。切ないなあ。

AXIONは参画者を募集しています

ここまで読んでくれた人、どうもありがとうございます。「経済ニュースのネットフリックス」を目指す axion は参画者を募集しています。 axion の事業計画等はすでに固まっており、今後の事業拡大にともない常に人が必要になる状況に直面すると想定しています。今すぐ参画するというのではなくとも、様々な可能性があると思います。一度お話をする機会があると色々いい形になるのではないでしょうか。

必要な職責者

ソフトウェアエンジニア(フロントエンド、バックエンド=API、SRE)
CFO
メディア事業開発
データ分析
デジタルマーケター
ソーシャルマネジャー
PM
バックオフィス
編集者、ジャーナリスト

数度のファイナンスの後必要になる職責者

機械学習エンジニア
データ基盤エンジニア

食事、お茶などしたい人はぜひTwitterTwitter (@taxiyoshida) か Facebook (https://www.facebook.com/taxi.yoshida)、あるいはメール yoshi@axion.zone まで。もともと新聞記者だったので雑談慣れしています。給与は業界上位と同等、福利厚生・カルチャーは”Work Rules"に準拠します。初期メンバーには議決権が制限された Common Stock(生株)を配ります。ご連絡をお待ちしております。詳しくはこちら。

ジャーナリスト・編集者のジョブディスクリプション

何をするか

ビジネス系コンテンツ制作
企業取材等による記事執筆や編集業務

好ましい経験

出版社、新聞社、デジタルメディアなどでコンテンツ制作の経験
経済、テクノロジー分野における取材・編集経験
アナリティクスツールを利用した簡易な分析経験

ベネフィット

給与は年俸制、年俸の12分の1を毎月支給
スキル・経験・能力に応じて給与を決定。メディア業界の水準に従う
株式、あるいはストックオプション新株予約権
休日・休暇
完全週休2日制(土日)
祝日・有給休暇(入社時10日付与)、夏季・年末年始休暇、慶弔休暇

福利厚生

各種社会保険完備
自由な勤務体系:12時〜16時をコアタイムとするフレックスタイムを導入しています。
一番パフォーマンスのあがる環境:希望のPC、周辺機器等を予算のなかで選んでもらいます。