デジタルエコノミー研究所

”経済紙のNetflix”を作っている起業家の日記

2020年の抱負 スタートアップを離陸させる

2019年はとてもうまくやった年でした。有料購読型のニュースアプリケーションを構築する目論見は、離陸寸前の状況だと思います。資本効率に重みを置いているため、外部に対し派手な挙動を見せることはないですが、工夫を凝らすことで少ないコストでたくさんの検証をスキップできました。基本的な条件はほぼそろっています。後は、利害関係の一致するプレイヤーとの協力が成功すれば、私のプロジェクトは、これまでの準備や苦闘を発射台として、一気に離陸します。もちろん、これは自分がコントロールできない事象を含んでおり、運や環境に裏切られることもあるでしょう。それはしょうがない。そのときはそのときにするべきことをすればいいと考えています。

喫緊の課題はチームの構築です。プロジェクトの開始から2年4カ月がたち、依然としてチームの形成に時間がかかっています。それは奇妙な魔法のせいです。チーム構築のさなかで声を掛けた人が、不思議な呪いの力につかまり、将来会社を売却したくて仕方なくなる魔法です。それどころか、私の人間関係のなかにいる、さまざまな人々までもが、将来会社を売却するよう説得したくて仕方なくなる魔法にかかりました。僕は魔法にかかった人との関係は基本的に断つようにしてきました。すると、一人関係を断っても、あらたに一人が魔法にかかる、最終的には集団的に魔法にかかる、という『ウォーキング・デッド』な状態に陥りました。

これでかなりの時間を浪費しました。最初のうちは、腹が立って仕方がなかったのですが、最近はこの状況を楽しんでいます。『ヒカルの碁』や『HUNTER×HUNTER』のような少年ジャンプのジュブナイルものでは、主人公が成長するとともに周囲の人間関係が変化していきます。

2019年は人間関係の大精算の年となりましたが、2020年はヒカルやゴンが常に経験している、大いなる成長の年になればいいと願っています。魔法の話をしたあとに何なのですが、参加者を探しているので、気楽に連絡していただけると幸いです。

上記の魔法以外にも、頭痛がしてくるような魔法がしばしば起きましたが、ときにとてもありがたい魔法も起きたと記憶しています。疑わしきは罰せざるを得ない状況下なので、ありがたい魔法も退けざるをえなかったと思いますが、もちろん僕は感謝しており、その機会を生かせなかったことは残念です。

プロジェクト自体はどんどん前に進んでいきます。一年の苦闘の間、自分が成長してきたのを強く感じます。今年はもっと楽しいことができるはずです。

今年もよろしくお願いします。