昭和の投資術が最適:暗号通貨のバリュー投資
暗号通過に関してこういうツイッターがありました。
1.研究する 2.買う 3.ガチホ
— トレスト☠テクニカルアオリbot (@TrendStream) June 10, 2017
これだけでいいのに1を疎かにする人多すぎ。っつっても1がもっとも労力いります。
これで思いついたのは、暗号通貨はバリュー投資がワークするよなという推測です。バリュー投資はウォーレン・バフェットが長い間採用する投資手法として有名です。
- 作者: メアリー・バフェット,デビッド・クラーク,井手正介,中熊靖和
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2002/05/20
- メディア: 単行本
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私の仮説は以下の通りです。
ある程度パフォーマンスを把握できる暗号通貨に対しては、Hodl(ホールドの意)する「ロイヤルユーザー」がつきやすい。そこにレイトマジョリティの新規ユーザーが加わる形で、長期的な価値上昇を期待できます。パフォーマンスを理解しないギャンブラーが集まる銘柄はボラティリティが激しく、ババ抜きになりがちです。
実際昨年から今年にかけてBitcoin, Ethereumは続伸しています。Rippleはどうなったでしょうか。しっかり研究していると群衆に対して相当情報優位に立てるのが、いまの暗号通貨市場です。GWから流入した日本の投機家は、5月中旬の暴落でかなり損を出したはずです。
バリュー投資自体は枯れた手法です。金融工学が発展しトレードのロジックは複雑化を極めています。市場に生まれた価格差を一瞬でなくしてしまうアルゴリズム、一見何者かよくわからないほど複雑なデリバティブ。複雑なものたちが、複雑なものを売り買いしています。
しかし、暗号通貨はかなり難しいので、他人が見抜いていない価値を見つけることが容易です。価格の歪みを発見しやすいでしょう。私にとってはビットコインがゲーム理論上の課題を解決している部分は興味深く、最近は勉強量を増やして技術面に詳しくなろうとしています。そうすればより勝ちやすくなるでしょう。
ただし、バリュー投資の敵もあります。それは暗号通貨市場では超不合理な投機家たちが、市場の効率性を大いに損ねているところです。バリューが必ずしも正しく評価されるかわかりません。でも、長期的に見れば、賢者は勝ちやすい、そういう単純な造りの部分が暗号通貨市場に残っていると信じます。