なので、すでに投資された人材、つまりスキルを身につけた人材を採用するほうが、理に叶うかもしれない。そういう人材の多くは自分の労働市場における価値に敏感なので、雇うのにまあまあコストを伴う。しかし、サービス業が主役のこの世界では、人材は重要な差別化要因だ。だから選択の余地はない。
How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメント
- 作者: エリック・シュミット,ジョナサン・ローゼンバーグ,アラン・イーグル,ラリー・ペイジ,土方奈美
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2014/10/09
- メディア: 単行本
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スマートクリエイティブを獲得し、社内で気持ち良く働いてもらうことにGoogleは取り組んでいる。この本を読んで自分が抱えている課題を考え始めた。
それは、自分の可処分所得をどれだけ自分への投資に振り向けるか、だ。自分への投資は、自分でコントロールできるので、いつ辞めるか分からない幹部候補の若者よりも合理的だ。
人的投資を増やすと金融商品への投資が薄くなる。トレードオフだ。私は高い収入を稼いでいるわけではないので、これは悩ましい。金融商品への投資によりある一定の資産をもてば、自分の人生でやれることの選択肢が広がる。
人的投資は労働市場での価値の向上だったり、もっと広い意味で、自分の人生の指針の改定をもたらしたりもしてくれる。
いろいろ考えてこんな結論にたどり着いた。