デジタルエコノミー研究所

”経済紙のNetflix”を作っている起業家の日記

ストックオプションはシリコンバレー型に, "Skin in the game"を実践するため - axionの進捗#4

進行中のタスク

  • 事業計画書 Business Plan(70%)
  • Web App Prototype(80%)
  • Mobile App Prototyping

今後進める予定のタスク

  • 創業時の株式の分配見通し、Stock Option等の設計(New)
  • Founding Membersを探す(New)
  • プロフィールサイトを詳細に書く(New)
  • 会社設立 Founding(New)

事業計画書とWeb App Prototype(axion.zone)は今週ほぼメドがついた。事業計画書は一部の改定と、公開用簡易版、創業メンバー・投資家版を切りわける仕事などが残っている。1,2日の仕事のはずだ。終わり次第、SketchでMobile Appのプロトタイピングを進める予定だ。

ぼくは今日、ストックオプションをどう設計するかを考えたが、上場まで権利行使が延ばされる日本型ではなく、シリコンバレー型のVesting方式を採用しようと結論付けた。ソラコムがこの方式を採用していたようだ。

昨年のこの時期も資本政策をある程度かじったが、ただただかじっていたことが判明したので、再度学習が必要だと感じる。一方、プロトタイピングや開発、コンテンツ製作をしながら資本政策をするのは、脳の効率が低くなるので、オペレーションとファイナンスに通ずる人材を早期にチームに入れておくべきだと考える。率直に言えば、この人材の参加は後々でいいだろうと考えていたが、チームが速く走るためには必要であると考え直した。もちろんaxionの主役が広義のクリエイターであることに変わりはない。

株とストックオプションをどう配るかについては、しっかり設計したい。スタートアップの成長の重要な要因になるはずだ。チームに加わる人には株とストックオプションのどちらかを持ち、"Skin in the game"(身銭を切って参加せよ)になってもらうことが、すべてのステークホルダーにとって幸福なことになると確信している。

Skin in the Game: Hidden Asymmetries in Daily Life

Skin in the Game: Hidden Asymmetries in Daily Life

 

ぼく自身、従業員として働いていたとき、著しい実績に対して金銭的報酬が与えられず怒りを覚えたことが日本とインドネシアで少なくとも2回ある。報酬体系が適正ではない組織は、組織と構成員の目標が乖離し、たちの悪い社内政治がはびこるなどの弊害がある。ぼくは経済学を学んだので、ある程度インセンティブの効力を信じており、インセンティブに対して最適な反応をする賢い人と働きたいのだ。

創業メンバーは、ソフトウェアエンジニア数人とアナリスト数人とオペレーション/ファイナンス1人の構成がいいのではと考えている(現時点では)。

今週は2000メートル泳ぎ、32㌔ジョギングし、60㌔歩行した。体力が復活してきてから再び精神的に焦るようになったので、はやった気持ちを落ち着かせられるようにするのが来週からの課題だ。カフェインを取りすぎている感がある。落とし穴に気をつけよう。