巨人 (Google) の肩の上に乗ることに躊躇はない、巨人 (Google) が邪悪でない限りは − 今週の進捗#15
月曜日は祝日だったが、構わず学習に充てることにした。tcfmというシステムプログラミングのポッドキャストがあるが、話している内容の数割しか理解できないほど難解な代物である。この性質を利用して「tcfmテスト」という儀式をしている。どれくらいポッドキャストの内容を理解できるかから、低レイヤーの理解度を測定する。半年前に比べると理解できる範囲が広がっているのを感じるが、数分間、置いてきぼりが続くことも稀ではない。
Go言語に少しだけ手を出している。シンプルな構文といい、その設計といい、とても好ましい言語のように感じられる。『Goならわかるシステムプログラミング』はとても面白い本だった。
システムプログラミングの話はとても面白いのだけど、自分のスタートアップにはまだまだ余り関係がないので、週の後半からはより実用的なFirebaseの学習に切り替え、ドキュメントや動画等を観たり、React Appをホスティングしたりした。Firebaseを利用する旨味は余りにも大きいのでNetlifyから移転する予定で、Firebaseのちからを借りて機能を追加していく考えである。
低レイヤーの学習をしたのち、それを隠蔽する装置であるFirebaseを学習するのはどうにもこうにもバカバカしいのだが、これでいいのである。総当たり的に学習していく戦略に切り替えたからだ。それは僕の体力面が著しく回復したこともあるし、学習体力を引き上げるにはハードワークが必要だと考えたためだ。
先週末の「次世代 Web カンファレンス」のセッションを動画で観た。HTTP/3、HTTPS、Webパッケージング等など将来に思いを巡らした。僕は巨人(Google)の肩の上に乗ることに躊躇はない、その巨人(Google)が邪悪でない限りは、というのが結論である。
Firebaseでニュース系Websiteを作ると、Googleが通信の土管を保障し、通信プロトコルもGoogle製のQuicで、GoogleのCDNからコンテンツがサーブされ、将来的にSxgでコンテンツ署名するときも、一事業者には秘密鍵の管理と仕組み構築のコストが大きいからGoogleにおまかせするという未来を含意してる。
それでもこれが合理的だから僕はGoogleのしていることに乗っかろうと思うけど、収益化の部分とかで胴元から制約が加えられると、プレイヤーはTim Sweeney状態になったり、DeepなWebに逃げていってしまうはずだ。胴元があまりGreedyにならないのが、皆にとって(胴元にとっても)最も好ましい未来だと思う。
これは多分、パターナリズム vs リバタリアニズムの議論の範疇だと思う。自然状態だと、人間は不合理行動や悪意の行動をとるので、パターナリズムは必要なのだけど、それが個人の選択する権利を阻害する副作用があるので、強制が自覚されない選択アーキテクチャをGoogleが作ろう的な話だよ。
僕の勘だけど、悪意のプレイヤーを一定数含んでいる方が、システムはむしろ頑強になるし、サスティナブルなのではないか。いまはまだまだ、悪意のプレイヤーが幅をきかせすぎているので、Googleの方向性は誤っていないが、いつかはそういう「メカニズムのたるみ」みたいなものが必要になるだろう。
Firebaseへの移転と一定の構築を終えたらベータ版出してメンバー募集の確保を進めていこう。
2019年予測記事
こんな感じの記事を書いてみた。本当に当たり前のことだけど、ビジネス筋にはまだ時間差があって、うまく理解されていないことをしっかりまとめたつもり。粉飾決算で有名な電機屋さんのCSOがその無知を界隈で振りまいているようなことが起きているので、しっかり筋の良い情報を知っていれば、ビジネスパーソンは弱い日本人に対して勝つことができる。実はGoogle Analyticsまだつけてないので、どんな人が読んでくれているか余り理解していない(笑)。推定するな、測定せよ、らしいので、しないと。
運動
3500㍍泳ぎ、50㌔歩いた。来週は5000㍍泳ぎたい。
最後に
どうも疲れが溜まっているので、サウナに行こうと思います。来週はもっと進捗出したいし、Algorandでまさかのチューリング賞受賞者に会えるので楽しみです。また来週。