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Smart Node

Building a connected, biological, and distributed Publishing

ビジネスとして成立しなければいけない―—私が新興国援助の現場で感じたこと

この村は池の上に浮かんでいます。 周りにある水草の下は水深数メートルの池になっています。水草は強固で上に立てるらしいのですが、村への唯一の入り口は、真ん中のコンクリの道です。 遠くから撮った写真がわかりやすいでしょうか。写真中心部が集落です…

クラウドベースのアドテクが「デジタル広告の罠」をぶっ壊せる?

DIGIDAY USはRoss Benes記者を得て、かなりアドテク界隈のカバーが強力になりました。下記の記事は春頃導入が噂されるGoogleのExchange Biddingを前に米業界は変化のなかにあることに触れています。業界人の予測が集められた、とても有用な記事です。 現状の…

【アドテク勉強会】RTBは建設会社の談合入札を見習うべき?

この記事の筆者のRoss Benesと翻訳のガリレオの見識は本当にすごい。セカンドプライスオークションは経済学上は、高値入札も2番手の価格になるため、買い手に高値をつけるインセンティブを引き出すとされている。 本文では興味深い検討がされている。 たとえ…

2010〜2015年に私がインドネシアでやっていたこと

私は2010年から2015年の約5年間、東南アジア最大経済のインドネシアの首都ジャカルタで政治経済を担当する記者を経験しました。日々の取材だけでなく、新聞編集ソフトで誌面編集をし、最終的に誌面編集をインドネシア人スタッフに移管するなどさまざまな仕事…

大学時代のソロの楽曲をまとめました。

前回は大学生時代のバンドの音楽をまとめた。 taxi-yoshida.hatenablog.com 今度はソロでつくった音楽をまとめておこうと思う。サウンドクラウドとMyspaceにまとめた。Myspaceの音楽もサウンドクラウドに移したかったが、元のファイルはなくなっており無理だ…

大学時代のバンドの楽曲をまとめました。

大学生時代に組んだバンドの音楽をサウンドクラウドと Myspace にまとめた。Myspace の音楽もサウンドクラウドに移したかったが 元のファイルは 亡くなっており無理だった。ユニットと曲の紹介をしようと思う。 Alcoholic Vivi 2006~2010 活動内容 2006年、…

評判をうまく活かすためウェブサイトをつくっている。

最近レピテーションシステム(評判システム)についてちらほら書いてきた。 自分がこの仕組みの中でどう評価されるか考えてみた。インドネシアから帰国した際はこの点に関してとても無知だった(大変なことになった)。今はウェブサイトを作り自分の やってきた…

労働集約性からメディア産業を解放する

記事をたくさん書くのは大変だ。このいわゆるメディア広告業界の仕事の労働集約性はちょっとしんどい。この仕事は現状、スケーラビリティ(拡張性)が脆弱だ。組織によって異なるのは重々承知だが、以下のような問題点を認めている。 タスクのオーバーラップ …

2016年反省会、来年はコンピュータと友達になる

実家で紅白を見ていてとても退屈なので、2016年をまとめてみたい。 1.インタビューかなりたくさんやった アメリカ人多かった。テクニカルな内容もまあまあ英語で行けるようになったが、もっといけるようになりたいし、もっとディスカッション色を強くして、P…

世界は情報でできている、だから書き換えられる

帰りの電車で電車の中を眺めていた。とても興味深い。電車のなかから見えるのは物質だ。情報を意味する記号はあるが、すべて物理的なものだ。 だけどぼくたちの社会では情報が大事だ。ルイヴィトンのバッグを買うとき、買うのは記号だ。ルイヴィトンが与えて…

WELQのくそハックはコンテンツ流通に季節の変わり目が来たしるし

WELQの件はコンピュータが意味的(セマンティック)な部分を理解できるか、という部分が問われている気がします。現状はそのコンテンツが正しいかどうかを読めない。Googleは騙されました。 少し前にGoogle翻訳のニューラルネットワークが、英日、英韓の相互翻…

キャズムを越えるためにもっとハイプしよう

Hype energy drink / via Wikkimedia commons Recodeのこの記事は、偽ニュースならぬ偽テックがあると主張している。謎に満ちたVR/ARスタートアップのMagic Leapは14億ドルを調達しているが、The Informationによると「オーバーマーケティング」だと言う話で…

宝探しのためにアメとムチに鈍感になろう

Carrot And Stick Incentives Lead Manage | Free to use under … | Flickr ポール・グラハムの『ハッカーと画家』をバラバラっと読んでいる。 私の知り合いには学校時代にオタク(nerd)だった人がたくさんいるが、皆同じ話をする。賢いこととオタクである…

不完全情報ゲームに強いヤツは天才芸術家だ

Via Dacian Dorca / Creative Commons 人工知能が完全情報ゲームで人間を凌駕している。この分野では人間が盛り返せることはないが、最強の棋士リ・セドルが試合後に「柔軟性」や「新しいアイデア」を得られたと語っている。将棋ソフトと対戦した屋敷伸之九…

人工知能とゲームの幸せな関係:三宅陽一郎氏講演の感想

via SquareEnix 先々週、MIT Technology Reviewの日本版創刊イベントで、三宅陽一郎氏の講演を聞いた。三宅氏は人工知能研究をした後、スクウェアエニックスに入社、「FINAL FANTASY XV (ファイナルファンタジー15)」のAIに携わった。ゲーム内でのAI実装の…

新大久保の多様性を楽しもう

via Wikimediacommons 先々週新大久保に行った。コリアンタウンのイメージが強いけど、新大久保、百人町、大久保あたりは、うる覚えの資料だと、中華系が多数派で、その他中東からアジア、ヨーロッパの他人種が共生している。いろんな言語が聞こえる街で、み…

お金と尊敬を分けてみてはどうか?

Tax Credits / CreativeCommons ソフトやソリューション、クリエイティビティを提供する業界では、成果に大きな差がつくことが多い。成果に報酬で報いないと、誰も努力しなくなる。旧ソ連の工場やゾンビ企業のような状況に陥ってしまう。 ただし、報酬差をつ…

マイクロペイメントは次世代のFacebookをつくる?

The World's First Micropayments Web Walletである「Yours」。このウォレット間で交わされるマイクロペイメントの手数料はゼロらしい。 CEOのRyanXは元Reddit暗号エンジニア。CTOはオックスフォードでPh.D取得。 このウォレットがバンドルされたコンテンツ…

井深大の『私の履歴書』に学ぶクリエイティブなグループの作り方

週末に井深大の『私の履歴書』を読んだ。昔は日本にこういう人がいて、いまは余りいないか、いても日の目を見ないのは、つまらない気がする。でも、高度経済成長期から安定成長期まで、ソニーのような現場がとても熱かったのは事実。どんなことも試してみる…

【備忘録】生体認証は結局Googleとかが有利かな

生体認証の記事を書いたので、そのときに調べたことを備忘録として置いておき、ビジネス面の考察を添える。この分野にまったく明るくないので間違っていたら教えてください。 結局プラットフォームが有利か? 多くのユーザーを抱えるGoogleとFacebook、Amazo…

MR. ROBOT / ミスターロボットの次シーズンのテーマはデジタルカレンシーにしてほしい

トランプ当選で『ミスター・ロボット(Mr.Robot)』というアメリカのドラマを思い出した。このドラマはスポンサーを付けないで制作されたもので、大企業・金融業界とワシントンの癒着により超強烈な格差が生まれたアメリカ社会を描いている。「ファイトクラ…

【日記】ドナルド・トランプ・群衆・予測・多数決

ドナルド・トランプの勝った選挙はまあまあ考えさせられることが多い。思っていることを5つにまとめた。 1.自分が作ったメディアにプログラムされる人々 人間は自分のプログラムが反映されたマスメディアを創造し、そのマスメディアにさらされることによって…

いまさら人間を機械みたいに教育しても意味がない理由

マクドナルドで昼ご飯を食べた。あそこでは店員は機械のように働いている。ぼくの注文を聞く間もスピーディな決断をするようプレッシャーをかけてくる。キャベツ千切りマシンのようにレジ係の女性は客をさばき、後ろではたくさんの従業員がモダン・タイムス…

バイアスよ、さらば!:人間と機械知能が協働する未来

ぼくは先々週からGoogleプリンシプル・サイエンティストのブレイス・アグエラ・ヤルカス氏が「Innovative city forum 2016」(主催:森美術館など)でした講演に大きなインスピレーションを受けている。この記事に詳しく書いた。 digiday.jp ヤルカス氏は伝…

シェアリングエコノミーはジョン・レノンの「Power to the People」

初めてUberを利用したのは中国・成都(チェンドゥ)でのことだ。中国人の友人のコンドミニアムにお邪魔していた。成都は地下鉄があるが、網状に発達しているわけではなく、バスもあまり便利ではない。他の中国の大都市と同様、最大5車線程度の太い格子状の道…

日本社会は心の底から「常識外」の人間を求めている

by LPHR Group 先日、日系自動車メーカーで勤めている人と話した。その人は今いる会社を辞めて、アメリカに渡って、イーロン・マスクの元で働きたいと話していた。いまいる会社はかなりネームバリューがあるのだが、電気自動車が普及し始めると、プロダクト…

「人の見た目は9割」を評判システムでディスラプトする

とある日、かなりダサい服装で仕事してみた。すると、行くとこ行くとこで軽んじられるので大変だ。 ぼくはできる限り、見た目で人を判断しないようにしている。前職では息ができなくなるほどたくさんの、偉い人からそうでない人までお会いした。見た目はその…

インドネシアのライドシェアGo-Jekが東南アジアの巨大テック企業に化ける理由

ライドシェア界隈はとても騒がしい。Didi Chuxing(滴滴出行)がUberの中国部門を買収。中国は欧米系のテック企業の横展開をまたしても弾き返した。 ソフトバンク含む投資家がマレーシア・フィリピンのライドシェアGrabに6億ドル出資している。このなかでイ…

渋谷の中心でノイズに囲まれている「わたし」について

ものすごい取材が重なり、テープ起こしする時間がない。いつも自分で人力でテープ起こししてきたけど、もの凄い労働集約的でスケーラビリティがないことは前から分かっていた。この単純作業から人類を解放すべく、さまざまな音声認識の手段にトライしてきた…

物質は、いらない。経験が脳へのエクスタシーを与える

猪子寿之のインタビューを読んで楽しくなってきた。「感動と物質は本質的には関係ない。だから、物質から人類を解放したい」。このセリフはとても好きだ。

20兆円市場を臨む東南アジアのテック産業に火をともせ

Mid Jakarta-Yasuhiro Okasaka 2012 東南アジアのテックシーンが本当に熱くなっている。ぼくは2010〜2015年2月までインドネシアに滞在したが、当時すでに熱かったものが、いまやビジネスの急拡大を展望するというリアリティに近づいている。先月下旬のテマセ…

「ネットの父」村井純氏に学ぶ、新しいものの作り方

7月に開かれたTHE NEW CONTEXT CONFERENCE 2016 TOKYOを取材できたのは、本当にDIGIDAYの編集者をやっていてよかったと思うできごとだった。 正直、世界がひっくり返るくらいスゴい人たちが集まっていて、二日間フルで出席した後、帰りはわくわくが止まらず…

格差社会を抹殺したいならAIとロボットで全員年収75,000ドル以上にしてしまえ

以下のグラフはOECDによる平均賃金の推移を記したものだ。多くの国の企業・公的機関などは十数年の間に賃金の増加で、人々をねぎらっている。しかし、日本は経済状況が難しい「欧州の問題児」イタリアと同様、賃金の横ばいが続いている。これが意味するとこ…

Smart Node:メディアを「賢い節」に再発明しよう

DeepMindのDemis Hassabisのプレゼンにはときどき「Sensorimotor」が出てくる。知覚とアクションを同じ場所で行うことだ。コンピューティングの新しい目的地である分散協調型においてひどく重要な部分だ(一度このポストで検討した)。 このアーキテクチャの…

スリ財務相復帰はインドネシア興隆の狼煙

スリ・ムルヤニ(写真=linked in)が先月末、世界銀行COO(世銀ナンバー2)からインドネシア財務相に帰り咲いた。インドネシア史上最高の財務相であるムリヤニ氏は早速仕事をしまくっている。 スリはインドネシアの経済学のメインストリームであるインドネシア…

レコーディングソフトはデジタルディスラプションの教科書

大学生のとき、ぼくはリズムマシーンに延々とシーケンスを打ち込んでいた。ローランドのリズムマシーンで名前は忘れたが、数値入力により楽譜上の位置と音符の長さを指定するタイプのモノだった。8章節のループを作り、それをコピー、細部を変えて16分で刻む…

人から馬鹿に見えることが合理的な理由

この動画で茂木健一郎が望ましい困難(Desirable difficulty)に言及している。望ましい量の困難がパフォーマンスを長期的に向上させる。 <自分なりの要約>灘中→灘高→東大理三は特定の最適化の産物である。完全情報ゲームのなかで一番うまく動けることと、…

分散協調型、巨大なトレンド

コンピューティングは分散協調型のアーキテクチャに向かっていると思う。クラウドという集中型の仕組みが、デバイスやその近辺のAIにより分散化していくことになる。テクノロジー大手が人工知能のスタートアップと研究者を買い漁るのはこのためだ。 インター…

カイシャのなかのポーカーゲームが潮時の理由

1 ジョージ・アカロフのレモン市場のことはよく考えている。デジタルマーケティングのアナリストをやるってことは、与えられた情報がレモン(ダメな中古車)かどうか見抜く闘いだ。ぼくのアルゴリズムは常に正しい情報の選り分け方の最適化をめざしている。 ア…

「悪い既得権」を手放したくするには山火事が必要なのか

既得権ってすごい難しい問題だ。一度利得を生み出す仕組みができれば、なんでもかんでも「既得権」と呼べる。 いい既得権と悪い既得権があると思う。 何かを変えることが必要なときに、障害となるのが「悪い既得権」だとしよう。とても幸運なことに変化の早…

競馬という必敗ゲームを考察することは意外に退屈じゃない理由

昨年末と今年2月に二度、会社の愛好会で競馬に行った。自分なりに課題を持って、競馬に行ったので、覚えているうちに整理しておきたい。 まず、中央競馬の控除率(テラ銭)が25%だ。例えば、100万円の賭金が集まるとなると、中央競馬は75万円の配当でオッズ…

隣の女子高生が、大きな教訓を与えてくれる件

移動中、急ぎ対応ができてカフェに行った。隣の席はキャピキャピの女子高生2人組だった。心頭を滅却したけれども、話が耳から入ってくる、入ってくる笑。ただし、言葉がもう、分からない。全部暗号のようだ。まったくやってられないな、と思ったが、気合を入…

モザンビークのモバイルバンキングは作りかけからよりゼロからイチの方が簡単だと教えてくれる

デスクトップで記事を書いている途中で、停電が起きた。記事はほとんど完成していたが、不運にもデータは残っていなかった。私は最初、失った内容を復元することにかけた。しかし、記憶は意外にうまく集まってこない。私は方向転換し、ゼロから記事を再構築…

いまのところ、人的投資>金融投資

会社が諸費用すべてを投じてMBAを取得させたら、その人が会社を辞めてしまった、という話はよくある。人的投資は投資対象が属人的である。だから企業、役所が、従業員にそれを与えるのには一定のリスクが付きまとう。なので、すでに投資された人材、つまりス…

メディアの理系/文系問題

駒沢大学駅の書店に行った。探している本は見つからなかった。その書店にはサイエンスのコーナーがないからだ。手に入れるには、ジュンク堂やブックファーストなどの大型の書店に行かないと難しい。メディア業界にいるが、この世界はとかく文系だらけだ。私…

日本という高齢化社会で高齢者と若者が仲良くなるために:オールドマネーがスタートアップを育てるとき

www.flickr.com 1 2007-2008年の世界金融危機の後は、世界中で高齢者と若者の断裂が起きてしまった気がする。一番分かりやすい指標は若者の失業率だ。欧州では常軌を逸したレベルに達し、米国でも最近回復したが、かなり厳しい水準だった。 Unemployment, yo…

プロパテック、不動産のテクノロジーのススメ

1 大手企業の地下の飲食街で油そばを食った。これって原価安いよなーと思ったけど、健康そうなネーミングに騙され、野菜油そばを頼んだ。800円、店側の利幅をさらに広げたわけだ。 周りの一流企業社員と思しきおじさん方は、650円の油そばを食べていた。彼ら…

デバイス情報は「シュレーディンガーの猫」の夢を見る:無数のプロセスとひとつの結果

1 飲んだ後、ラーメンが食べたいと友人が言った。モバイルで探した。あ、これマイクロモーメントじゃん、とか思いながら。「買いたい」が生まれ、その欲望の達成のためにスマホを使う。いまやあらゆるDecisionの近くにスマホがある。 www.thinkwithgoogle.co…

公的セクターと民間セクター二つでこの世界はできていない、と思う株安の週末

1映画「ブラックスキャンダル」を先日みて、公的セクターについて考えてみた。映画は昇進と私腹を肥やすために、ギャングと懇意になるFBI捜査官の話。公的セクターの運営の成功は、歴史的にかなりでかかった。基本、政府は暴力を独占し、市場の失敗を補填し…

欲しいものが欲しいわ、店員さんの都合で買わされるものじゃなくて

1 トレーニングシューズを買いたいと思っていた。以前のポストに書いたように、インターネットだけでは埒が明かないので、某スポーツ量販店に向かった。対面の売買なら、親切な店員さんのおかげで、良い物買える、となればいいけど、そうじゃない。ぼくは「…